育児と介護の同時進行「ダブルケア」に直面したら・・・

2017年9月2日 NHK すくすく子育てで「ダブルケアの悩み」が放送されていました。

高齢化が進み、晩婚化、少子化、出産年齢が高くなる等が原因で、育児と介護の同時進行「ダブルケア」に直面するパパママが増えてきました。

支援体制もまだまだこれから。ダブルケアの育児と介護の優先順位や、心構えなどについて。

解説してくれたのは
恵泉女学院大学 学長 発達心理学 大日向 雅美さん
一般社団法人ダブルケアサポート理事 植木 美子さん

番組内では具体的な数値については説明されていませんでしたので、参考になりそうなページを探してみました。

内閣府男女共同参画局 育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書
http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/wcare_research.html

3. ダブルケア人口・世帯の推計 によると、ダブルケアを行う世帯は平成13年・19年・25年より推計すると25万3千人となっているそうです。

育児と介護を同時に行うダブルケアを行う世帯・人口の推計は、総務省「就業構造基本調査」(平成 24 年)及び国民生活基礎調査(世帯票、平成 13 年、平成 19 年、平成 25 年)の個票を用いて推計を行った。

ダブルケア(育児を行い、かつ介護を行っている)を行う者の推計人口は 25 万 3 千人となっている。
男女別にみると、男性が 8 万 5 千人、女性が 16 万 8 千人となっており、ダブルケアを行う女性の推
計人口は、同男性の約 2 倍(1.96 倍)となっている。

引用:http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/ikuji_3_suikei.pdf
より

育児と介護の優先順位

実際にダブルケアを経験されている複数のご家庭に取材を行っていました。

食事の準備ひとつにしても、子供を見て、祖母(義母)を見てと、育児と介護を交互に行っていました。さらに、この方は実家の実父の様子も見に行っています。

子供や祖母に申し訳ない・・・という思いを抱えているようです。

発達心理学 大日向 雅美さん
優先順位をつけられるものではない。まずは自分のしていることに自信を持って

介護を受ける側も「ごめんなさい」「すまない」と言われるのは辛いもの。一人で抱え込まず、周囲の人と一緒にやって”合格点”で十分だということを仰っていました。

ダブルケアサポート理事 植木さん
介護は4人のチームで
介護される側もチームの一員として協力してもらう

(実父に)「自分を助けるためにデイサービスに行って欲しい」と伝えることも大切 ということです。

イライラするのは当たり前で、綺麗ごとではありません。声を荒げてしまったら謝ることも大切ですが、周囲にきちんと助けを求めることも大切ですよね。

介護の中心はママだけになっているという現状から、パパに対してはヘルプ(助ける)というだけでなく、シェア(分かち合う)精神を説いていました。
例えば、ママがやっている一日の流れを書きだし、お互いのできること・できないことを話し合うなど。

家族で話し合いの時間を

他のご家庭では、パパが仕事で朝早く、夜遅いという状況でした。パパ・パパの兄弟・配偶者、みんなで介護を分かち合うことは当然のことなのです。

「このままでは自分が潰れてしまう」と、はっきりと声にだす事が重要。それができないなら、プチ家出をしてでも大変さを分かってもらった方が良いという事を話されていました。

子供への負担が心配

「遊びたい盛りの子供を連れ、介護や病院へ向かうのが大変」と語るご家庭の例。

遊びを中断して病院へ行くことも。

そのためか、お子さんが保育園で嫌なことがあっても隅でぐっとこらえているようになってしまったとのこと。精神的に負担をかけていないか心配していました。

発達心理学 大日向 雅美さん
介護はマイナスばかりでなく、学びの場にも。
3歳9か月位の子供になると、人の役に立つ喜びを感じられる

優しいね・ありがとう
おばあちゃん喜んでたね

など、子供に感謝の言葉を伝えることで、「自分は家族の役に立っている」という自尊心を育んであげられるチャンスでもある
ということでした。

ダブルケアサポート理事 植木さん
子供への罪悪感を感じると笑顔が少なくなり、子供も不安になる。
病院へ行く際に自分自身の楽しみ(帰りにお茶をするなど)をプラスして、ママが笑顔になれる工夫を

といった提案をされていました。

要介護者と子供の関係性

他にも、「母が半身不随・失語症などで子供との関係が変わってしまった」といった相談が寄せられていました。

祖母になついていた子供が、介護を機に距離を置くようになってしまったということです。

発達心理学 大日向 雅美さん
まず自分自身が受け入れられていないのでは

子供と祖母の関係性が変わってしまったのは、ママとおばあちゃんの関係性が変わってしまったからではないか・・・
そのように仰っていました。確かに、両親がそのような状態になったことを受け入れることは簡単ではありません。

そのママの対応・反応を見て子供も何かを感じているのではないかということでした。

ダブルケアサポート理事 植木さん
マッサージなど、一緒にやってみるのはどうか

植木さんは、ご自身の経験を踏まえ、介護に一緒に参加してみることを推奨していました。そのような経験からご自身のお子さんはお年寄りに優しい子供に育ってくれたそうです。

ダブルケアの相談場所

ダブルケアの悩みは、同世代のママ友に相談ができないなど、一人で抱え込む傾向にあります。

子育て広場の、年配の支援者(介護経験者)などママ共にこだわらず、わかってくれる人を探してみましょう。

また、行政には相談窓口として以下があります。

  • 地域包括支援センター(介護・子育て・家族の相談が可能)
  • 子育て支援サービスを提供している施設や行政機関(役所 子育て支援センター 児童館など)

まだまだダブルケアの支援は始まったばかり。まずは自治体に相談してみて下さい。

また、地域でもダブルケアの相談ができる場所ができ始めています。番組で紹介されていたのはおそらく以下の施設。
http://tetoteto.org/

インターネットで自分に最適な情報を見つけ出すのは難しいものです。是非、先輩ママたちの意見やアドバイスをもらえる施設を探してみてください。

ダブルケアについて まとめ

ダブルケアサポート理事 植木さん
しゃべることで整理・発散に。女性同士で褒めあい、励ましあう。

優木まおみさんも仰っていましたが、「介護される側も介護チームの一員」という言葉は目からウロコでした。
そして、「大変なことを大変と伝える」ことの大切さを学ぶことができました。

そんな大変なパパママさんたちに是非利用して欲しいのがネットスーパーや食材宅配です。

私自身介護はしていませんが、二人の子供の育児をしています。一人目が生まれ、二人目を妊娠中にネットスーパーを使い始めましたが、「買い物の時間が無くなる」というだけでも大助かりでした。

買い物に行く時間を、子供と触れ合う時間に使えたり、他の家事に使えたりするのです。

配送料は有料・無料と様々です。〇〇円以上は送料無料といった特典もありますが、すこし送料がかかっても時間を有効に使えることのメリットは大きいです。

是非検討してみてくださいね。

ネットスーパーと食材宅配の違いとは

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